「解る」「解らない」「感じる」「感じない」

友達の一人が遊びに来てちょうど聴いていた音楽を、
「解る」「解らない」という言葉を多用して解釈した。

解釈はいいけれど、ぼくに言わせれば彼は知的すぎた。
これはもちろん皮肉である。

クラシックやジャズの好きな人に多いけど、「解る」「解らない」という言葉は文学用語である。
音楽は美しさや真実そのものであればよくて、何かを意味していなくてはならない必要はない。
である以上、「解る」「解らない」という意味上の解釈は、特に重要なことではない。
ならば歌詞やシナリオが優劣や価値を決めてしまう。

音楽は、「感じる」「感じない」ということであろうし、
どうすればもっと感じるかというのがきわめて音楽的な議論かと思う。

真面目すぎました? でも彼は違う意味で真面目だから、
きっと女の子を愛した後では逆に「感じたか」「感じなかったか」とか、
相手に尋ねるに違いないような気がする。解釈だ・・・

ぼくには、音楽や、サーフィンや、愛の後に言葉が必要なら、せいぜい3つか4つ?
「あー」と「素晴らしかった」と「めちゃくちゃに感じた」と「ありがとう」だけなのに・・・

・・・違う?

2005.07.20

カテゴリー: blog, music

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